2026年9月6日(日)、セミナー「エージェント型AIと取り組むバイブコーディング—観察がコツ、使う人の声(Views)を反映させるアプリ開発」をオンライン(Zoom)で開催しました。10時から12時までの2時間、質疑応答を含めてお話ししました。

平林はプログラマーではありません。2005年から読み書きの相談を受け、国内外の展示会や学会で見聞きした読み書き支援アプリを端から試し、目の前の子どもに合いそうなものを紹介して一緒に使ってきました。20年あまり、テクノロジーを「使う側」「つなぐ側」で仕事をしてきたということです。つくる側に回ることは、これまでありませんでした。
エージェント型AIを使い始めて半年経った2026年6月、「ここがもう少しこうだったらいいのに」「このアプリ、なくなってしまって残念だな」という、現場の感覚を、そのまま道具にできるならやったみようとウェブアプリを作り始めました。今までは探すしかなかったものを、つくれるようになる。iPadが登場したときと同じか、それ以上のインパクトがあるのではないかと感じています。
エージェント型AIとは何か—そして、どう始めるか
チャット型AI(ChatGPTなど)は、窓口で相談する相手です。エージェント型AIは、パソコンの中のファイルを読み書きし、調べ、実際に作業を進めます。前半ではこの違いと入口の選び方、そして契約して最初のフォルダを開くところから、自身がどこでつまずき、どう抜け出したのかまで、普段使っている画面をそのまま操作しながら共有しました。上手な使い方を知っているかどうかではなく、大事なのは「自分のやりたいことを、どれくらいの期間AIと一緒にやってきたか」という蓄積、だから、まず始めてみてほしいです。

観察がコツ——使う人の声(Views)
道具をつくるとき、「使ってみてどうですか」と聞けばいいわけではありません。特に子どもの場合、なかなか言葉にならないことがしばしばあります。では、子どもの声(Views)をどう聴き、どう道具に変えるのか。子どもの話を聞くというのは基本なんだけれども、ただ聞くだけではありませんよ、というのは、合理的配慮の話とまったく一緒です。
ライブ—かみなりノートを育てる
後半は、平林がブログ「平林ルミのテクノロジーノートALT」で公開している無料ウェブアプリ「かみなりノート」を実際に動かしながら、子どもの観察から生まれた4つの改善を、AIとのやりとりを含めて紹介しました。どれも、使っている様子を見ていて気づいた小さな違和感が出発点です。
質疑応答から
当日は質疑も行いました。いただいた質問の一部をご紹介します。
- 「ChatGPT(Codex)で自作アプリをつくって感動したところなのですが、Claude Codeでつくる場合と何が違うのでしょうか」
- 「かみなりノートに音声読み上げ機能もつけてもらえないでしょうか」
- 「学校のフィルタリング環境で、こうしたウェブアプリを使うにはどうすればいいでしょうか」
参加者の声
エージェント型AIって何だろうと思い参加しました。正直私には難しかったのですが、どんなものかが分かりました。かみなりノートやひらがなキーボードなどのアプリを開いてみて、使いやすさに感動しました。
息子の場合は、テスト時には使わず、課題プリントなどに使っているので、まさにかみなりノートがいいのではないか!と思った次第です。
アーカイブ(あとから配信)のご案内
本講座は「あとから配信」でお申し込みいただけます(3,500円)。
こんな方におすすめです。
- エージェント型AIをこれから始めてみたい先生・支援者の方
- 目の前の子どもに合わせた教材や道具を、自分の手でつくってみたい方
- ディスレクシアをはじめとする学びの困難のサポートに関心のある開発者の方
お申し込みは2026年10月12日(月)まで。
エージェント型AIと取り組むバイブコーディング(Peatix)
今後のセミナー予定
次回は10月に予定しています(日程調整中)。詳細が決まり次第、メールマガジンとPeatixでご案内します。
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