About Us / Vision

"読み書きできなくても学べる"
すべての子どもに届ける。

なぜ、この活動が必要か

読み書きは、「勉強のための道具」ではない。
その人が社会に参加し、自分の権利を守るための力です。

声が届かなければ、権利は守られない。
自分に必要な配慮を申し出るためにも、何が起きたかを誰かに伝えるためにも、
読み書き——あるいはそれを別の手段で行う力——が必要です。

そして、読み書きが苦手なまま毎日「できない」を繰り返すことは、
「やってもどうせ無理」という学習につながってしまう。
だから、制約を外すことの方を優先すべきなのです。

16%
不登校の小・中・高校生のうち、発達障害の疑いがある子どもの割合。
小学校で16.1%、中学校で7.9%、高等学校で13.3%。
読み書きが苦手なまま「できない」を繰り返す環境が、
学びから遠ざかる一因となっています。
中野明徳(2009)福島大学総合教育研究センター紀要, 6, 9-16.

タブレットがあれば、音声で読める。声で書ける。
その方法を知っている大人が、子どもの周りにまだ少ない。
これが、学びプラネットが活動を続ける理由です。

理念

周りのみんなとは少し違う学び方をしたい子どもが、
自分の学び方を見つけるための
学びの場をデザインする。

「できない」のではなく、
「環境に偏りがある」

学習障害は、「読み書きができない障害」ではありません。
「読み書きを前提とした環境に、アクセスしにくい状態」です。

障害は個人の中にあるのではなく、社会の作られ方にある。
この考え方を障害の「社会モデル」と言います。——この視点がまなプラの出発点です。

だから、子どもに「読み書きを練習させる」のではなく、
子どもと一緒に「バリアを見つけ」、それを小さくする具体的方法をクリエイトすることに取り組みます。

めざす世界

🇬🇧 英国
6.2%
学部生全体のうち
SpLD(ディスレクシア等)のある学生の割合
(107,960人 / 約173万人)
英国高等教育統計局(HESA)2021-2022

英国と日本のあいだには、約775倍の開きがあります。
読み書きの困難を抱えたまま、高校・大学への道を閉ざされてきた子どもたちがいる。
学びプラネットのビジョンは、この状況を変えることです。

短期的に目指すこと

全国のフリースクール・日本語教室など25拠点以上で、ICTによる読み書きサポートが現場スタッフの力で自走する。

その先に見ている世界

「読み書きできなくても学べる」という考え方が学校・地域・家庭に浸透し、読み書きに困難を抱える子どもたちが高校・大学・社会へとつながっていける。

まなプラが考える、
読み書きサポートの構造

「読み書きができる方法を見つける」は、ゴールではなくスタートです。
読み書きの制約が取れると、はじめて本来の学びが始まります。
まなプラの活動は、この3つのステップを支えます。

Step 1
やり方を知る

タブレットで読み書きを行う方法があることを、子ども自身が体験を通じて知る。「自分にはこの方法が合うかもしれない」と気づくことが最初の一歩。

Step 2
やり方に慣れる

日常の学びの中で使い続け、自分のペースで使いこなせるようになる。音声読み上げで本を読み始めた子どもが、4倍速で本を聴くようになるまでに育つ——そういう長期的なプロセスを、まなプラは伴走します。

Step 3
配慮を申し出る

学校や社会に対して、自分に必要なサポートを自分の言葉で伝えられるようになる。これが、参加の権利を自分で守る力です。

平林ルミ
平林ルミ
博士(学術)
言語聴覚士
公認心理師
臨床発達心理士
SENSE-SV

代表 平林ルミより

私は、これまでICTを障害のある人たちの学習や生活に生かすことに取り組んできました。

でも、最近、あることをきっかけに、自分がやってきたことの意味を改めて問い直しました。

「LDの子にはこうすればいい」という便利な解決策として読み書きサポートが使われるだけでは、それは本当の意味でその人の力にはならない。

読み書きサポートは、その人の権利を守るための方法でなければならないと思います。

自分の声を誰かに届けられること。自分に必要なサポートを、自分の言葉で申し出られること。そのために、タブレットや音声入力がある。

ICTは目的ではなく、手段です。その先にあるのは、子どもが自分の人生の「運転席」に座り続けられるような社会です。

学びプラネットの社名に入れている「プラネット」は「プラン(Plan)」と「ネットワーク(Network)」を組み合わせています。特別支援教育の核は、その子どもの声を中心にしたプランづくり、そして、どんなによいプランがあっても、それが実現していける社会でなければいけないので、ネットワークを作って、共通理解を広げていく。そんな思いをもって活動しています。

ぜひ、それぞれのあり方でこの学びのプランとネットワークに参加してもらえたらうれしいです。

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