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まなプラコモンズ

ウェブツールで広がる可能性——まなプラコモンズ 2026年3月

2026年3月18日(水)、今年度最後のまなプラコモンズ「ICTによる読み書きサポート勉強会」を開催しました。全国からメンバーがオンラインで集まり、約90分間、プログラムで使うウェブツールを一緒に試しました。

今回のテーマは、インストール不要でブラウザだけで使えるウェブツール3つ。PDF編集ツール、GIGA端末でGoogleレンズの代わりに使えるBingビジュアル検索、そしてアカウント不要のチャットツールを紹介し、全員で実際に手を動かしました。


チェックインで見えた、現場のいま

勉強会の冒頭には、参加者それぞれが最近の実践を共有するチェックインの時間があります。

ある参加者は、前回の勉強会で学んだイマーシブリーダーを小学4年生のお子さんと一緒に試したそうです。読み上げの速度や文字の大きさを自分で調整しながら、「これだったら何が書いてあるかが分かる」と喜んでくれたとのこと。

フリースクールでプログラムを実施している参加者からは、子どもたちがツールに触れるうちに「あ、これを読むんだ」と文字への気づきが生まれ、意欲が高まってきたという報告がありました。別のフリースクールでは3期目のプログラムが終了し、子どもたちが「今日で終わりじゃん」「またやりたい」と言ってくれたそうです。


タッチキーボードの50音配列——思わぬ発見

ツール紹介のあと、Windowsのタッチキーボードの話題で盛り上がりました。Windows 11では、画面上に50音配列のキーボードを表示できます。ローマ字入力が難しい子どもにとって、ひらがなを直接タップして入力できるのは大きな助けです。

ある参加者は「うちの自治体では、50音キーボードを入れてもらうのにICT支援員さんへの要請が必要だった。標準で入っているなら、もっとたくさんの子がローマ字入力のバリアから解放されるのに」と話してくれました。ローマ字入力に時間がかかると、考えていたことを忘れてしまう——そんな子どもたちに、まず伝えたい設定です。


参加者の声

知らなかったことが知れるのは楽しい。

Windowsいろいろできるんだな。

tlk.ioは会話から学べそう。まず家の子どもとチャットしてみようと思う。

ひらがなもまだ時間がかかる子がいるので、遊びながら慣れる必要がある。

自分もちょっと触ってみたいと思った。


まなプラコモンズとは

まなプラコモンズは、読み書きサポートに関わる支援者・教育者が月1回オンラインで集まり、現場の実践と知識を共有する場です。2024年4月から毎月継続して開催しています。これで2025年度の勉強会テーマ(テクノトランジションコースで使うツール紹介)は一区切り。来年度もまなプラコモンズは毎月開催を予定しています。

詳しい内容は現場に読み書きICTサポートのノウハウを届ける「まなプラキッズプログラム」の会員向けにお届けしています。


今後のセミナー・イベント予定

4月4日(金)ふぇみ・ゼミ&カフェ インターセクショナリティ講座 第1回
ふぇみ・ゼミ&カフェ主催の連続講座がスタートします。第1回は、脳性麻痺の当事者としてインクルーシブ教育を推進してきた川端舞さんと、100歳を迎えた教育実践家・北村小夜さんをゲストに、インクルーシブ教育をテーマに鼎談します。平林がファシリテーターとして登壇します。
お申し込みはこちら(Peatix)

4月19日(土)ゲストトーク「母子分離の重要性 〜おめめどうを作り・視覚支援を全国に広げる奥平綾子さんのお話」
世界自閉症啓発デー関連企画。まなプラセミナーに、22年にわたり自閉症のある人とのコミュニケーションを支えてきた株式会社おめめどうの奥平綾子さんをお迎えします。良かれと思って先回りし、勝手に決めてしまう「エスパー」をやめること。本人の試行錯誤を守ること――。自閉症のあるお子さんとの暮らしの中で積み上げてきた実践は、すべての親子関係・支援関係を見つめ直すきっかけになるはずです。
お申し込みはこちら(Peatix)

ポッドキャスト「となりのニューロダイバーシティ」シーズン4「アタッチメントを探求する」
平林ルミと飯野由里子のポッドキャスト、毎週金曜17:30更新。シーズン4では「アタッチメント(愛着)」をテーマに語っています。現在は少し脱線して、4月2日の自閉症啓発デーに向けたおしゃべりを3回連続でお届け中。
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